2009年4月2日木曜日

TAKAのコラボ第三弾 : TAMURAさんとアドナインスで


     左よりVo&Gt:TAKA, Fl:TAMURA, Re'Gt:NABE, トリオで゛Vou Te Contar゛を演奏 Photo by Yoshizawa

前々からフルート奏者と共演したいという希望が叶い、TAMURA(以下TM)さんに狛江の゛BLUES and JAZZ add9th゛に来ていただいた。このライブハウスは私が良く遊びに行く店で、1~2ヶ月に一度くらいのペースで常連客のセッションが開かれる。プロ・アマ含めて、個性的な唄と演奏を聴かせてくれるし、客の耳は肥えているのでなかなかレベルが高い。ライブの告知のために出演するミュージシャンも多い。オーナーのKenyaさんも自分のバンドを持っていて、今も地元のジャズフェスティバルに出演したり、セッションの時は色々な出演者とその場でコラボするので、思わぬ演奏に遭遇したりしでとても楽しい。

多彩な個性が揃うボサノヴァ・アーチストのなかでも、ジョアン・ジルベルトのGt弾き語り、クァルテート・エン・シーの美しいコーラス和音、シルビア・テリスの柔らかな歌声、パウリーノ・ノゲイラのギターソロ演奏など、好きなアーチストの枚挙に暇はないが、とりわけトム・ジョビンが好きだ。彼は膨大な詞と曲、多くのアーチストとの競演アルバムを残しているが、「Antonio Carlos Jobim The Composer of Desafinado Plays 1963 NY録音」は大好きなアルバムだ。クラウス・オッガーマンのアレンジと彼のストリングスをバックに、トム・ジョビンがピアノとギター(Gtは後録で入れた)、フルートがレオ・ライト、トロンボーンがジミー・クリーブランド、ベースがジョージ・ドュビビエというメンバーで、中でもレオ・ライトのフルートが抜群だ。トムジョビンの綺麗なメロディラインとピアノ・ギター演奏との相性は素晴らしい。きれい目ボッサ゛の代表格だと思う。(08.5.28 BOSSA NOVA探索の項・参照)

この日(3/28)も、常連客が集まって、賑やかで寛いだ唄と演奏が続いた。ラップ・シンガーKT君の゛Stand by Me゛は相変わらずいい乗りで、HDさんNABEさんのコラボは陽水の゛帰れない二人、ハモリもきれいに決まった。女性ドラマーTSさんは、ジョン・レノンの゛Imagine゛を熱唱、UDさんのピアノとGANさんのGt弾き語りでオリジナル曲のブルースを、等々... 私もNABEさんとサンタナの゛Oye como Va゛をご一緒した。

TMさんと私のコラボは以下の3曲、「Corcovado」と「Chega de Saudage」そして「Vou Te Contar」。ボサノヴァのスタンダード曲でトムジョビンの美しいメロディの代表曲だ。私の唄とGt伴奏にTMさんの柔らかなフルート音が重なって、とても気持ちよく演奏できた。前週に一度リハをしただけだったが、彼のフルートはリハよりも密度が濃くなっていて、本番アドリブの楽しさが味わえた。やはり、フルートとボサノヴァの相性はとても良い。これからも機会を作ってコラボしていきたいなぁ、と思いを強くした。「Vou Te Contar」は、スライドギターが得意なNABEさんも加わって、賑やかなコラボとなった。

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