2013年3月18日月曜日

うららかな春、薬師池公園にも花が咲いて。



暖かな春の陽射しを浴びて花開いた紅白絞りの椿、後ろには紅梅が見える。
町田市の薬師池公園にて All Photo by TAKA
春、ウララと言えども風つよし、だ。今年は、北の高気圧と南の高気圧の押し競らまんじゅうがことのほか強く、寒暖の差が激しいし、「煙霧」なる新気象用語も登場して、黄砂や砂埃も舞っている。先週末は穏やかな日和で、午前中から午後にかけてはほとんど風もなく、花巡りにはとても好都合だった。町田市郊外の山間にある薬師池公園を訪ねてみると、春花を沢山見ることが出来た。



















 馬酔木(アシビ)の花のつぼ型形状は、やはり同じツツジ科の満天星(ドウダンツツジ)と良く似ているが、アシビの方が連なりやぶら下がり状が密だ。つまり立て込んでいる、ということ。

左は、淡紅色の『アケボノアシビ』、右が普通の『アシビ』。葉に有毒成分があるため、動物はよく知っていて食べないのだが、牛や馬が食べると酔っ払ったようになる、という。「馬酔木」の所以だが、食べると足が痺れる(足痺れ)からきたとも言われるそうな。ともに、沢山の花をつけていたので、見ごたえがあった。

『木五倍子(キブシ)』の花は、とても不思議な形をしている。この花が枝々に沢山垂れ下がっているのを見ると、何か生き物のような(例えば、かえるの卵の連なり)、あるいは、仏事に使う数珠のような形を連想してしまう。
伊豆の山々にはこの木が多く自生していて、春先に山道を車で走っていると、斜面にこの花が沢山咲いているのを何度か見た。蜜に連なるこの黄色の穂状花序は、春を告げる花として親しまれているが、この公園で見ることが出来たのはラッキーだった。








『匂い辛夷(ニオイコブシ)』は芳香花で、花はとてもいい香りがする、との案内が木に掲げられていたが、香りが余りなかった。
実はこの春、同じような体験を何度かしている。
先日開花を見たジンチョウゲも、花の香りが少なかった。知人で目の不自由な方のお話では、自宅の庭のジンチョウゲも今年は匂いがない、とのこと。視力のない分、聴覚と臭覚は人一倍敏感なので、おかしい、と言われていた。
今年は寒暖の差が激しく、日中でも10度を下回る寒さから、いきなり20度前後の暖かさになったりしたので、花が熟成していないのではないか、と私は思う。徐々に暖かくなれば、花もそれなりに準備が整うのに、まるでリハーサルもなしにいきなりステージに上がった歌手みたいで、うまく歌えないのと同じだ、と思う。この日見たミツマタの花も、香りが乏しかった。

私自身は、花の香りの中でもトップ3にランクづけられると思っている『三椏』ミツマタ は、本来は濃密な香りを持つ花だ。特に、花が紅色の『ベニミツマタ』は一段と香りが濃い。
明るい春の陽射しの中で、球状に花をびっしりつけて咲く様は、とても心踊るものがある。「春だねぇ~!」と、思わず言ってしまう。
公園の一角にある古民家の野草園に、種々の花木が植えられていたが、ミツマタはそこに咲いていた。小さな花の形は、開くと丁子型なのは、おなじジンチョウゲ科であることがわかる。





同じ野草園の中で、寒菖蒲(カンアヤメ、寒咲きアヤメ、とも)も見られた。五月のアヤメと違い、この花は、水田ではなく乾燥した土の上で咲く。花丈も20cm位と小振りだが、薄紫と黄色の花色はとてもきれいだ。土手の斜面にひっそりと咲いていた。なかなか小粋。











さて、ひと通り花を楽しんだ後は、「花より団子!」というわけで、園内の茶屋でお団子とほうじ茶で一休み。みたらしと餡かけ各一本におしんこ・お茶が付いて、お一人300円也、嬉しい値段だ。案内してくれた絵友のHI さん共々、まんぞく、まんぞくのお団子だった。
梅園には、お昼のお弁当を広げる家族連れも多く、薬師池は亀に占領されている様子、鴨もスイスイと泳いでいた。羽が白と黒色のコンビ色の鴨もいたが、あれは、゛パンダカモ゛なのだろうか? 大賀ハスの池は、葉と枝が枯れたままだったが、程なく緑の葉を開いてくるに違いない。のどかな春を感じる、くつろぎの午後だった。


自宅すぐ側のソメイヨシノも、もう開花した。桜開花予想は大幅に早まって、今週末には満開から散り始めとなりそうだ。春爛漫の季節到来となった。


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