2013年3月30日土曜日

サクラ散る春に、思うあれこれ...




家の前のサクラも散り始めた。歩道に花びらが散り敷いた景色も、この季節ならではのもの。
All Photo by TAKA
このブログを書き始めてから、はや5年が過ぎた。まことに月日の経つのは早いものだ。2008年の3月22日に、第1回の「木五倍子(きぶし)の花」を載せてから、満5年になるが、前回の「浜美展を覗いてみて」で、通算239回、約1週間に一度のペースでブログを綴ってきたことになる。日々の楽しみを追い求めて、感じた色々なことを綴ってきた。写真好きな私が載せたフォトも、結構な数になる。
拙い私のブログを覗いたり、楽しみにしておられる方も何人か居られて、今年2月にデジカメを修理した期間(約3週間)は、ブログもしばらくお休みしていたが、「もう止めちゃうのかと心配したわよ!」と、地元地域サービスのお仲間KOさんに言っていただいたり、絵友のHIさんから、「写真がきれいなので、毎回楽しみ!」と言っていただいたり...まことにありがたいことだ。元気でいる限り、続けていこうと思っている。
しかし、先日、何かの機会に私自身のブログをインターネット検索したら、ずらずらとタイトルがでてきた。ずいぶんと沢山の方が、このブログをチェックされているのだなぁ、とちょっと驚いた。中には、ちゃっかりと私の掲載した写真を、ご自身のブログに載せている方もいた。「Jovialidade Do TAKA より」とか、「Photo by TAKA」とか、きちんと出所を明らかにして、礼儀をわきまえておられる方たちには、「いいですよ~。」と寛容な気持ちでいる。何の表示もなくコピーしている方には、自分の文章や写真が無断使用されたときのことを考えてみてよ!、と言いたくなる。やはり礼儀を守って欲しいと思う。売り物の商業使用ではないので、別に著作権侵害だ、などと角を立てるつもりもないが、ネット社会での守るべきエチケットは大切なことだとわきまえて欲しい。

前日の暖かい日和が一変して、霧雨が一日時中降り続いた゛花冷え゛の日、ふと思い立って早起きし、長興山紹大寺の枝垂れサクラを見に出かけた。小田急線から箱根登山鉄道に乗り換えた途中の小さな駅(入生田)で電車を降りると、枝垂れサクラ満開の時期には、降りるお客が沢山いるのに、この花冷えの日に電車を降りたのは、私達のほかに初老の夫婦らしき2人連れだけだった。お寺脇の急坂を10分ほど登ると、雨に煙る山の中腹に、枝垂れサクラが見えてきた。

樹齢340年の古木は、鶴の翼のように枝を広げて、静かに佇んでいた。枝の広がりは、左右で20m以上ある。満開、と寺のホームページに案内されていたが、以前見た花姿よりも花付きが寂しい気がした。雨に濡れたテーブルや椅子を掃除している売店の親爺さまに聞いてみると、2月の新芽が出る時期に、嵐と寒さにやられてしまい、例年の半分くらいの花付きだと言う。柵で囲われた古木の脇には、株分けした数本の枝垂れサクラが咲いていたが、若いサクラたちは、濃い薄紅色の花を沢山つけて私の目を楽しませてくれた。ご一緒した食い友のRKさんと暖かい牛乳と桜餅を食べながら、雨に煙る花姿をしばし見て過ごした。こういう静かな花見もいいもんだと思った。













この春は、3月に入って立て続けに3人の高齢者の死を見送った。地域サービスでお世話していたMさんは、末期の舌ガンで痛みに苦しんでおられたが、最後の日々を自宅で過ごしたいと我が家に戻っていた。終末ケアと言っても、死を待つ日々は痛みに耐えるMさんの身体をさすってあげるしか出来なかったが、体調を崩して再入院し、一週間後に彼方に旅立たれた。重い糖尿病で日々透析をくり返していたAさんは、体のむくみが取れなくなり、再入院の10日後に、やはり旅立たれた。脳梗塞で倒れるのを繰り返していたFさんは、食事がほとんど取れなくなり、最後の時期は骨と皮だけのような身体だった。入浴のできる体力がなく、温かいタオルで身体を吹いて差し上げるしか出来なかったのだが、清拭を終えると両手を合わせて何度も「ありがとう、ありがとう」と言われた姿を思い出す。Fさんも体調を崩して再入院し、!0日後に亡くなられた。医者でもなく、看護師でもない私は、ただ、彼らのお世話をし、その方の気持ちに寄り添うことしかできかったが、季節の変わり目に会った立て続けの人の死は、美しいサクラの花姿と重ね合わせると、生きて死ぬることへの感慨を抱かざるを得ないのだ。

サクラ、散る...

近所の団地の一角で咲いていた春水仙(上左)、ラッパのサーモン・ピンク色がきれいだった。レンギョウの花(上右)も満開だ。サクラとレンギョウのツーショットも春らしい。
この春は、一つ嬉しいことがあった。今年の国家試験(介護福祉士)に合格したことだ。地域サービスで、じい様・ばあ様、障害者の方、難病の方のお世話をする上で、基本的な医学の知識・心理学的知識・行政の法的知識・介護技能など、もう少し身につけたいと思い、勉強の一貫で資格も取ろうと思ったことがきっかけだ。昨年は、一次の学科試験の出来がかなり良かったのに油断して、実技試験の準備不十分で敗退した。今年はリベンジのつもりで過去問題などしっかりやっておいたので、試験でも不安なくチャレンジできた。
今後、この資格を生かして、時間が許す範囲で地域サービスを続けながら、トラベル・ヘルパーの仕事もやってみたい。トラベル・ヘルパーというのは、諸々の病や身体機能の衰えで一人では旅行できなくなってしまった方を介護して、生きているうちにどうしても訪れたい土地や、思い出の場所や人を訪ねるお手伝いをする専門的な仕事だ。もちろん、趣味に費やす楽しい時間は、今までどおり大切にしたいと思っているが、何か、人のため・世のために自分が培ってきた知識や経験を使うというか、お返しするというか、そんなことも大事だなと感じている今日この頃なのだ。

おかげさまで、日々健康に過ごしている。50代に入った時から始めた゛マクロビォテック(長寿法)゛による食養生と、毎日15分程度のストレッチが、健康を保つ上でいい影響をもたらしてくれている、と感じている。169cm・体重60キロ・体脂肪17,0の体型もほぼ変わらずにいる。この春は、久し振りに素敵な花スポットを沢山見ることが出来た。趣味友と過ごす時間も、楽しくご一緒している。
私にとって、この春は、サクラ、咲く...のようだ。

















(左)私の好きな、花海棠。放恣な枝姿とかわいらしいさくらんぼうのような花がとても素敵だ。
(右)地域サービスのお仲間KOさんからいただいた、合格祝いの四葉クローバーの小さな鉢植え。
幸せを呼ぶというのが嬉しい。


 

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