2015年8月24日月曜日

この夏の歌会から




毎週土曜の夜に開かれる『どようかい』、この夜は千客万来で賑やかだった。店主の茂子さんも
最近は歌手に変身、英語の持ち歌を披露した。喜多見の椿珈琲店にて Photo by HI



今年の夏はことのほか暑かった。猛暑日連続8日間を記録した関東地方も、7月末から8月初めにかけて、

35度を超える日が続き、日中に地域サービスの仕事で炎天下を電チャリで走り回ってくると汗はダクダク、

シャワーを浴びては着替えを繰り返し、夜も熱帯夜が続いて寝苦しかった。熱中症でダウンし、救急車で

病院に搬送されたり、亡くられる方も続出し、過去の記憶や経験が当てにならないヒート・アイランドの気候に、

生活習慣を見直したり、体調管理により気を付けねばならない日々が続いた。そんな酷暑も、今月の中頃から

やや収まり、ようやく暑さも峠を越えた感がする。日中の暑さ対策に、エアコンと扇風機で部屋籠りし、ひたすら

暑さの過ぎるのを待つことからも、ようやく解放されそうだ。朝晩が涼しくなり、夏の疲れからよく寝られる

ようになって、一息つけそうだ。暑さのせいにしてサボっていた歌会訪問記を、まとめて載せたいと思う。





ピアノ弾き語りでボサノヴァを歌う才木さん、ソロ・ライブを久し振りにじっくりと聞いた。
Photo by TAKA


六本木のライブハウス(Soft Wind)でソロ・ライブをしますので、というお誘いを才木さんからもらい、丁度

その日の午後はなにも予定がなかったので、出かけてみた(6/13)。最近は、夜遅いライブや都心での催し物

は出かけるのが億劫なので、アフタヌーン・ライブやトゥワイライト・ライブは歓迎なのだ。会場のSoft Windは、

六本木駅の直ぐ近くのビルの上にある小さなライブハウスだが、数年前に中村善郎と井上信平のデュオ・

ライブで来て以来。オーナーのNさんとそのことを話して、「ずいぶんと久し振りですね~!」と笑いあった。


ピアノの弾き語りでボサノヴァ(とブラジル歌曲)を歌う、というのは、ブラジル本国でもトム・ジョビン以外に

あまりいないので、かなり珍しいと思う(ジョアン・ドナートがたまにやるくらいだ)。この午後も、彼女はボサノヴァ

曲としては余りメジャーでない曲を10数曲歌った。会場にはグランド・ピアノが置かれているので、弾き語りと

ソロ演奏を交えて、ナチュラルなPf音と声が響いてなかなかいい雰囲気だった。中でも、トム・ジョビンとシコ・

ブアルキの曲『白と黒のポートレート』は、演奏されることの少ない(レアーな)曲だったので、聴きごたえが

あった。ライブ終了後、近くの珈琲店で、彼女とギタリストのTDさん、ヴォーカルのSAさんと4人で、しばし

ボサノヴァ談義。中村善郎教室の繋がりなので、色々と話が弾んで楽しかった。日本人でも珍しいピアノの

弾き語りのボサノヴァを、これからもぜひ続けて行ってほしいと思った。




ライブのリーフレットより


その、才木さんのライブでご一緒したSAさんからリーフレットをいただいて、ボサノヴァ・カントゥーラ(歌手)の

Kemyさんが、ブラジルのギタリスト二人(ジョアン・リラとジョアン・カマレーロ)を加えたバンドでライブをする

ことを知り、会場を予約して出かけてみた。サラヴァ東京は、渋谷のBUNKAMURA隣のビル地下にある

多目的ホールで、その夜は3人にFL(石井幸恵)とPf(Satoko)とPer(石川智)を入れた6人編成のバンドだった。

Kemyさんは現在リオデジャネイロ在住で音楽活動をされているだけあって、この夜の出し物も、最初の

『Morena Do Mar』とラストの『Triste』が比較的良く知られている曲で、それ以外は本場のブラジル歌曲が

ほとんどだった。サンバ・ショーロ・バイヨン(ブラジル北東部の音楽)・MPB(現代のポピュラー・ソング)など、

多彩な歌曲を滑らかな原語で歌った。ジョアン・リラはベテランの6弦ギターの名手、ジョアン・カマレロは

若手の7弦ギター(Baを受け持ちソロやデュオも参加)奏者、二人のギターが繰り出すサウンドは、スピード感

もありかなりのハイテクニックな演奏も入るので聴きごたえがあった。ここにFl・Pf・Perも加わって、重層的で

厚みのあるサウンドが楽しめた。


二つのボサノヴァ・ライブを聞いて感じたことだが、初めて聞く曲の原語(ポルトガル語)の歌詞内容は私でも

よく解らないのだ。日本においても、ボサノヴァやブラジル音楽がごく一部の人たち(ポル語が解る)にしか

受け入れられず、大半は喫茶店やショッピング・センターなどのBGMとして、リズムやメロディなどの雰囲気

だけが好まれている現状も、言葉の壁ということが大きいのを改めて感じた。歌詞内容が分かればもっと多くの

人に受け入れられるだろうし、一緒に歌ったりして楽しめるだろうと思うのだが...そんなことをふと感じた

ライブだった。



今夜は黒のドレスで歌いました! 店主の茂子さん Photo by TAKA and HI


『どようかい』につていは、このブログでも度々紹介しているので、このブログを訪問される皆さんにもお馴染み

のことと思うが、毎週続けてもう5年と3ケ月になる。この夜は、ギターを弾き語りする私をモデルにした絵画作品

『コルコヴァード』描いたHIさんが、店主茂子さんをモデルにした新しい作品(タイトルは未明)の取材をする

ために店に来ていた(8/8)。周りのメンバーたちがにぎやかに楽器演奏する真ん中で、彼女が歌っている、

という構図で、後ろには椿の花が描かれらしいのだが、どんな作品になるのかは出来上がるまで解らない。

事前にお知らせしていたこともあり、茂子さんもそれらしい雰囲気の衣装で出迎えてくれた。



いつも賑やかにギターを奏でるイズミちゃん。



トランぺッターのサイトウさんもノリノリの演奏、まゆみさんは歌い、タカは何時ものギター伴奏。



マリーさんは、デジピアノでビートルズ・ナンバーをご披露。



HIさんも、鳴り物で参加。『夏の日の思い出』や『桃色吐息』などを歌って楽しんだ。


この夜は、女性のメンバーが多く来られたこともあって、とても盛り上がった。普段はほとんどおじさんたち

メンバーが多いので、こんな時は皆張り切らざるを得ないのだ。まゆみさん(Vo/Aco)、マリーさん(Vo/Pf)、

タカコさん(Vo)、サトエリさん(Vo)、HIさん(Vo)、茂子さん(Vo)、ここに常連メンバーたちが集ったのでお店の席は

満杯になってしまった。歌集(昭和歌謡中心の3冊・アラフォー歌謡1冊・オリジナル曲集1冊)を見ながら、皆さん

の歌と伴奏が続いた。イントロ→唄→間奏(ソロ)→唄→エンディング、と進行して、首尾よく終わるとやんや

やんやの拍手、そしてまた杯を干して...楽しい歌会は続いた。そんな雰囲気を写真に収めながら、HIさん

の構想も大いにふくらんだ様だった。

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