2016年11月7日月曜日

追悼:フルート吹きシロー


暦が11月に変わった途端、音友急逝の知らせがあった。高校同期生で音楽バンド『ザ・タペストリー』を組んだ仲間

のフルート吹きシローが、介護施設での音楽活動中に、慰問先の舞台で倒れ、そのまま帰らぬ人となった。死因は

急性大動脈解離、人工呼吸やAEDの手当ても空しく、医師の診断では即死状態だったことを、同じバンドの音友

(トランペット吹き)のタカオちゃんが連絡してくれた。来年2月で古希を迎える前の突然の逝去、享年69歳だった。




小田急線梅ヶ丘の音楽スタジオに集まってリハをしていた頃のシロー、きれいな銀髪がトレードマーク
だった。後ろで缶ビールを旨そうに飲んでいるのはヨッシー(バンジョウ弾き)。All Photo by TAKA

 

バンド結成当時のメンバーは、左からQP村山(Dr) /マッキー(As) /ヨッシー(Bj) 以上後列、TAKA(Gt)
 /AYA(Ba) /シロー(Fl) 以上前列、マッキーとシロー以外は皆歌も歌った。その後、歌い手やコーラスや
ラッパ吹き・ハモニカ吹きも加わって、総勢13名の大所帯となってしまった。(同じスタジオにて)


 
高校時代の彼は、ブラスバンド部の指揮者として活躍していたが、その後は私とは交流がなかったので、2010年の

高校同期会(東京開催)の折に音楽クラブをしていた同期の仲間と意気投合してバンドを組むことになるまで、彼のこと

は全く知らなかった。『ザ・タペストリー』は、2011年から2014年まで丸4年間活動し、計6回のバンドライブを

長野や都内で開催して、毎回多くの高校同期生やその友人・知人を集めて賑やかで楽しいライブをすることが出来た。



メルパルク長野での同期会に特別出演し、第1回のライブを開催したメンバー達。シローは中央で、
『All of Me』『Take the A Train』のジャズナンバーを吹いた。
  
 
六本木アロハステーションでの第3回ライブ、シローは All Memberでやるジャズスタンダード曲や
『Amasing Grace』に参加、だんだんバンドにも溶け込んでいった。
 

彼は、バンド結成直後から参加し、途中抜けたり入ったりしながら、最後のライブまで仲間として加わっていた。

彼の演奏では、ボサノヴァの名曲『O Grande Amor 大きな愛』を、彼のフルート・ソロ(テーマとアドリブ)と私の

ギター弾き語りで共演した(第5回のライブ)のが思い出に残っている。還暦を過ぎてからフルートを吹き始めた彼に

とって、クラシックスタイルとは違ったジャズやボサノヴァのバンドリズムに乗って、メロディを吹くことはとても

大変だったと思うが、何度もリハをしてこの「愛の不可思議さ」をテーマにした陰影に富んだこの曲に取り組んで、

テーマとアドリブを吹き切ったことに仲間たちも拍手を送った。聞いていたお客さんたちにもしっかり表現出来たと

いう印象を与えたと思った。



 ▢経堂・音楽酒場ピックでの第4回ライブ、彼はレパートリーの『大いなる愛』とハワイアン曲
『Akaka Falls』(AYAさんの歌と共演)、ジャズナンバーの演奏で参加した。
  

ザ・タペストリーメンバー達との最後の共演となった第5回ライブ(新宿レストランパペラにて開催)、
ラストナンバーで演奏した『Caravan』は、バンド・レパートリーとしても出色の出来で、お客さんを
大いに沸かせた。シローのフルート演奏も収録、視聴は以下のYouTube動画から。

https://www.youtube.com/watch?v=tlShQNnw6cA
 


バンド活動を終えてからは、同じ高校同期生の音楽仲間(タカオちゃんとナッケン、共にトランペット吹き)でトリオ

を組んで、定期的にリハしながら、介護施設への慰問演奏に取り組んでいた。その他にも、探鳥の会やシルバー

人材センターの仕事などに従事し、一番元気に活動していたのに、仲間の中で一番早く往ってしまうなんて! !

本当に人の運命というものは、誰にもわからないものだ、とつくづく知らされた思いがする。


 
ラストライブ(レストランパペラで2014年10月開催)では、シロー(Fl) /タカオちゃん(Tr1) /ナッケン(Tr2)の
トリオで『花は咲く』の三重奏を披露、この活動がその後も続いていた。
 

ご家族の強い希望で、親族とごく親しい友人だけの葬儀を営まれたことを聞き、式に参列し最後のお別れを言う事

は叶わなかったが、ここに、手元にある画像を掲載し彼の冥福を祈るとともに、彼を偲ぶよすがとしていただけ

れば幸いと思う。


合掌...


AYAさんのハワイアンショーで演奏とフラダンスを楽しんだ時のワンショット(2011年7月)、
あの頃は皆元気で若かった...

 

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