第2回 Edith Piaf「La Vie en Rose」その1.「バラ色の人生」そのままのラブ・ソング
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1944年、パリ解放後の自由謳歌とイブ・モンタンとの相思相愛の喜びを込めて、ピアフが作詞・作曲したラブ・ソング(Chanson d’amour)、後に世界的大ヒットとなった彼女の代表曲。
フランスで最も愛されている歌手の一人エデット・ピアフ(1915~1963)、彼女の波乱万丈の生涯を代表するこの曲は、人を愛し、人に愛されるときの胸のときめきと、幸せに満ちた喜びを歌い上げています。愛の歌を唄う「歌姫」(DEVA)にふさわしい一曲です。
Paroles des chansons
≪La vie en rose≫
Des yeux qui font baisser les miens Couplet A1 Parler-Chanter
Un
rire qui se perd sur sa bouche (語るように歌う)
Voilà
le portrait sans retouche
De
l’homme auquel j’appartiens
Quand il me prend dans ses bras Refrain B1 Chanter
Il
me parle tout bas (歌い上げる)
Je
vois la vie en rose
Il
me dit des mots d’amour
Des
mots de tous les jours
Et
ça me fait quelque chose
Il
est entré dans mon cœur Refrain B2 Chanter
Une
part de bonheur
Dont
je connais la cause :
’’C’est
lui pour moi
Moi
pour lui dans la vie’’
Il
me l’a dit, l’a juré, pour la vie
Et
dès que je l’aperçois Refrain B3 Chanter
Alors
je sens en moi
Mon
coeur qui bat
Des
nuits d’amour à plus finir Couplet A2 Parler-Chanter
Un
grand bonheur qui prend sa place
Des
ennuis, des chagrins s’effacent
Heureux,
heureux à en mourir
※Refrain B1 B2 B3 Refrain Chanter
La… la… la… 〃
フランス語歌詞の内容は次回にするとして、この曲の構成(あるいは曲進行)について少し話してみたい。A1・A2の部分は「Couplet」(Refrain以外の歌詞が変わる部分)で、英語の曲では「Verse-バース」、日本の曲では「A1メロ・A2メロ」などと呼ばれる。B1・B2・B3の部分は「Refrain-ルフラン」で、「Chorusまたはリフレイン-英語」・「サビ-日本語」と呼ばれ、繰り返し唄われるその曲のテーマ部分となる。
全体がゆっくりとした4ビートのリズムに乗って歌うラブ・バラード(Ballade d'amour)で、「とっても幸せよ! 胸がときめくわ!」と、人生バラ色の歌なのだ。
しかもCouplet(A1・A2)の部分は、「語るように歌う、または歌うように語る」(Parler-Chanter)という、シャンソン特有の「語り」となる。中世のフランスで、街々を巡って歌い語った吟遊詩人の伝統を受け継いでいる、シャンソン特有の歌い方だ。
一方、Refrain「B1・B2・B3」の部分は、メロディーラインの起伏が大きく、高らかに愛を歌い上げ盛り上げるという構成になっている。
愛し愛される人との幸せな関係を、語るようにお喋りするように歌うのは、シャンソンの真骨頂と言えるだろう。
ここに譜面を載せられないのは残念だが、Coupletの部分の緩急自在な歌い方や、Refrain部分の大きくUp-Downするメロディー・ラインなど、歌い手が歌唱力を要求されるこの曲は、ピアフの歌姫(DEVA)ならではの魅力に溢れている。世界のミュージシャンによるカバーが多いのも、この曲の魅力を現す一面だと思う。



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