第2回 Edith Piaf「La Vie en Rose」その3.ルイ・アームストロングの英語バージョン


1952年リリースのシングル盤ジャケット
 

https://youtu.be/9n-hyA2-FDg?list=RD9n-hyA2-FDg

上のタイトルを指定・右クリックすると、YouTube動画が見られます。この動画はイラストが軽妙で秀逸です。Illustrations by Jessica Hogarth

トランペット・ソロとヴォーカルは、ともにルイ・アームストロングです。



1946年のE.ピアフによるレコードリリースから7年後、アメリカではジャズ・バージョンの「La Vie en Rose」が、ルイ・アームストロングの歌と演奏によって発売された。英語版歌詞はマック・デヴィット(Mac David)が手掛けた。彼は、ディズニー映画「シンデレラ」の『ビビディ・バビディ・ブウ』や「不思議の国のアリス」の『誕生日でない歌』など、映画・舞台で多くの楽曲を手掛けた売れっ子作詞家だった。

彼による英語版歌詞を見ると、ピアフのフランス語歌詞の単なる翻訳ではない事が良く判る。ピアフの、"高揚したおしゃべり" のような饒舌さは抑えられて、愛する者同士の喜びがしっとりと伝わってくるような、洒落た表現で語られるラブ・ソングに仕上がっている。愛の歌として、とても秀逸であると感じられるのだ。


≪ La Vie en Rose ≫ ルイ・アームストロング 英語版歌詞


Hold me close and hold me fast

The magic spell you cast.

This is LA VIE EN ROSE


When you kiss me heaven sigh,

And though I close my eyes

I see LA VIE EN ROSE

When you press me to your heart

I'm in a world apart

A world where roses bloom,


And when you speak

Angels sing from above

Ev'ry day words seem to turn

Into love songs.


Give your heart and soul to me

And life will always be

LA VIE EN ROSE.


この時代(1950年代)以降、アメリカのアーチスト(ビング・クロスビーやシャーリー・バッシーなどなど)のみならず、世界中のアーチストにこの曲はカバーされ、ラブ・ソングのスタンダード・ナンバーとして定着している。

日本でも、美空ひばりがこの曲を「ジャズ & スタンダード」(1990・日本コロンビア)に収録したり、山下達郎が "ひとりアカペラ" の多重録音でリリースしたり(2008年 TBSブロード・キャスター テーマソング)、シャンソン歌手だけでなく、多くのアーチストにカバーされ愛されている名曲となっている。


〈 この項続く 〉



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