2015年10月5日月曜日

東京防災・ガイドブックと狛江市・ハザードマップ(その1)



東京都が制作し、都民各世帯に配布した『東京防災ガイドブック』、東京地区に首都直下型
大地震や集中豪雨、竜巻や土砂災害が起きた時の対策や防災の知識・取るべき具体的行動
や日頃の備えをわかりやすくまとめた小冊子だ(B6サイズ・338ページ)。



記録的な集中豪雨で鬼怒川の堤防が決壊した茨城県常総市の水害の記憶もまだ新しいが、ここ数年、地球規模の

異常気象による大災害がすごく増えているのを、皆さんの中にも気づいたり関心を持っておられる方が多いと思う。

東日本大震災による津波被害も多くの死者・行方不明者・負傷者を出したし、御嶽山の噴火による火砕流被害も、

60名以上の被害者を出している。特に、今までにない集中豪雨による被害も頻発しているし、竜巻や強風・山崩れ

や土石流による被害も年々増えている。こんな時に、災害時に命と身を守るためのあれやこれやを、コンパクトに

まとめたガイドブックを東京都(総務局総合防災部防災管理課編集・発行)が都民に提供したのは、グッドタイミング

だと思う。イラスト入りのこの本は、割と読みやすく解りやすくまとめられているので、時々目を通しているが、

大震災時の色々なシュミレーションを予め知っておくと、日頃の備えをどうしたらいいのか、また身を守るために

どう避難したらいいのかなどが的確にわかるのだ。


鬼怒川の堤防決壊と大水害については、皆さんもよくご存知のことと思うが、私が特に関心を持ったのは次の2点

だった。ひとつは、常総市で以前作成され各世帯に配布されていた『ハザードマップ』には、鬼怒川堤防決壊の

恐れのある個所が幾つか記されていたし、常総市役所のある地域も建物一階部分が浸水することも記されていた。

もうひとつは、避難所に避難した人たちへのインタビュー(NHKTVの取材番組)によると、「堤防が決壊するとは

思わなかった」とか、下流の「自分たちの地域に水は来ないと思った」とか、「堤防が切れても、自分の家は

大丈夫だと思った」とか、とにかくあれだけの情報(過去に例のない降雨量・堤防決壊の危険迫る・緊急避難など)

がありながら、命を守るためにすぐ避難することをしなかった人があまりに多かったことだ。ある防災専門家

の方が、それを『根拠のない゛正常性バリア゛』と呼んでいたのが印象的だった。身の危険を察知することは、

ある意味でとても動物的な感覚だと思うが、この危険察知能力がとみに鈍っている、というか、情報を的確に

キャッチ出来にくい人が増えているように思う。「まずは、命を守り身を守るために、安全なところへ逃げる

ことが第一でしょ!!! 」と私は言いたいのだ。


『東京防災』の中の「大震災シミュレーション」を一通り見て、「今やろう 防災アクション」の中で出来るものを

ひとまずやって見ようと思い、地震の揺れ対策として衣類収納ケースの上部に<突っ張り棒(ポール式器具)>を

しっかりと取り付けた。近くのホームセンター・ユニディには、色々なサイズの突っ張り棒が置いてあったので、

適正サイズのものを購入し、台所の食器棚の上にも取り付けた。家具類の転倒・落下・移動防止対策では、食器棚

の台上に置いているTVモニターも、丈夫なテープを入れた布カバーでしっかりと固定した。やはり大事な情報源

だから、壊れたら一大事なのだ。


衣装棚を突っ張り棒でしっかり固定

  
TVモニターは、大きな揺れが来ても倒れる事が無いように、布テープでボルト止めした。これで大丈夫!!


家具類の転倒・落下防止に次いでは、最低限の日常備蓄(食料品・飲料水・避難所での緊急必要品・日用品など)
と非常時持ち出し袋(デイパックなどにコンパクトに収める)の用意だが、これから時間を作って、すでにあるもの
に加えるなどして準備をして行こうと思う。まず、゛備えあれば憂いなし゛としよう。
<この項つづく>



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