第1回 Enrico Macias・Solenzara その3 シャンソン・コーナーでの歌い方

 


▢スマホのYouTubeで課題曲を選んで呼び出し、ポータブル・スピーカーとBluetoothでペアリングする。音量を調節すれば、スマホ内蔵スピーカーよりも高音質な歌と演奏を聴くことが出来る。スマホもWi-Fi接続できる環境だと好都合だ。


仏語会で、シャンソンをどう楽しんでいるか少しお話してみたい。スタート時にメイン・メンバーで話し合って確認した凡その趣旨は、以下のようなものだった。

①よく知られているシャンソン(仏語の歌)の歌詞を、テキストで理解する。

②発音やイントネーションを、実際に声を出し口ずさんでみる(詞的に、歌的に)。

③原曲を聴き、メロディとリズムに合わせた音声を把握する。

④原曲(あるいはKARAOKE)に合せて唄ってみる。

※あくまでシャンソンを理解し皆で楽しむのが趣旨だから、会費を取ってシャンソンを習い覚える(よくある歌レッスン)のような歌唱指導はやらない。1年程経ったら、歌えるレパートリーが1曲出来た位の感じで良し、という気楽な感じで進行するのがモットーなのだ。


今年の9月に始まって12月で4曲目となっているが、始めの中は皆さんなかなか声が出なかったのだが、段々声も出るようになって来たと感じる。譜面の見方も少しずつ分かってきて、曲の構成も理解いただけるようになって来た。

フランス語の歌詞は、SNSの検索でフランス語歌詞サイト(幾つかある)で曲名検索し、適宜なものを選んで使用する。この際、フランス語歌詞と譜面とYouTube動画の曲進行が同じ内容で合わせる必要がある。

と言うのは、動画の内容(ライブ版・レコード版)によっては、1・2番までしか歌ってなかったり(3・4番があっても)、あるいは、歌詞がフルバージョンなのに、譜面が1部省略されていたりするので、皆さんで歌詞を読み・譜面でメロディを把握し・動画に合わせて一緒に唄うためには、同じ構成で学べる(遊べる)材料を揃えることが大切なことになる。SNSで流布している歌詞の中には、フランス語のアクソンーaccent( é à ô ç ô û  など)に対応していないものも結構あるので、注意が必要だ。以下は、「Paroles de la Chanson 」より。


Paroles de la chanson La Vie En Rose par Edith Piaf

Des yeux qui font baisser les miens
Un rire qui se perd sur sa bouche
Voilà le portrait sans retouche
De l'homme auquel j'appartiens


Quand il me prend dans ses bras
Qu'il me parle tout bas
Je vois la vie en rose
Il me dit des mots d'amour
Des mots de tous les jours
Et ça m'fait quelque chose

Il est entré dans mon cœur
Une part de bonheur
Dont je connais la cause
C'est lui pour moi

Moi pour lui
Dans la vie
Il me l'a dit
L'a juré, pour la vie......


課題曲の譜面を用意するにも、なかなか手間がかかる。当初、YouTube動画の耳コピで歌ってもらおうとの案もあったが、譜面があった方が曲の理解が早いということで、会員のTさんが市内の図書館から「シャンソン・ベストコレクション」なる歌本を借り出して来て下さり、課題曲を会員分(現在8名)コピーしてもらっている。優良レッスンや商用に使用するのではないので、著作権フリーの扱いと承知している。結構な手間だが、ありがたいことです。





シャンソン歌本と譜面のコピー(1部)


かくして、歌詞と譜面を揃え音源を用意して仏語会のシャンソン・コーナーは、課題の記事を皆で輪読した(90分位)後、30分程読んで・聴いて・歌って・楽しんでおります。

〈 この項続く〉

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