ピアノ・トリオ(風早龍也/Ba、MAさん/Pf、花見至常/Dr)とセッションするTAKA(Vo・Gt)とみほこん(Vio)、
楽しい夕べだった。Photo by Hi and TAKA
表参道のライブハウス・Jazz Birdで、Kemmyが主催するセッションがあり、音友のHIさんを誘って出かけて
みた(4/30)。 この夜のセッション・マスターはKemmy(Dr)で、KAZA(Ba)とともに、3月の私のバンドライブで
共演した仲なので、お礼を兼ねて参加の誘いに乗らせてもらった。同じく共演したみほこん(Vio)も、参加する
ことになり、仕事を終えてから駆けつけてきた。
毎月一回開催のこのセッションに参加される常連さんが多いことはKemmyから聞いていたが、30代女性の
ジャズ・シンガーたち、ジャズ愛好家のおばさまシンガーやボサノヴァ・シンガーたち、また男性のジャズ・
シンガーやギタリストなど、この日はほぼ満席(20数人)の賑やかさだった。何時もは、ジャズを歌いたい女性
が中心なのだが、この夜はGt弾き語りとヴァイオリン・ソリストも加わり、途中でピアノ・ソロのおじさんの飛び
入りもあったものだから、とても賑やかなセッションとなった。参加者が多かったことを後でKemmyとKAZAは
とても喜んでいた。
面白かったのは、セッションの「お当番」がいて、この夜は元気なジャズ・シンガー:KBさんの担当で、参加者
の歌(演奏)曲受付と進行係をし、PfのMAさんが参加者からもらった譜面の曲内容を紹介する、という形で
セッションが進められていくのが恒例で、毎月「お当番」が交代するとのこと。続けて行くうちに、そんなスタイル
が出来上がって、スムースな進行を計っていたのは、なかなかいいと思った。参加者が多かったので、7時半
にスタートし、二回りしたらもう10時半近くなりセッションを終えたが、私はみほこんと共演しながら、「11時の
汽車」と「コルコヴァード」をピアノトリオの皆さんとセッションした。PfとVioソロを挟んで、気持ち良く歌い演奏
出来た。
Kemmyもシンガーに変身し、「Nearness of You」をご披露、WAさん(El.Gt)とみほこん(Vio)sg)と共演し、
ご満悦だった。聞いていたおばさま達からも賛辞が寄せられた。
数年間ブラジルに滞在(連合いの仕事で)していたというMZさんは、「Felicidade」をポル語で歌ったが、先に
私と演奏したVio演奏を聞いて、早速みほこんのVioとのコラボを希望し、彼女は初見の曲をしっかりと弾いて
共演したのを見て、こういうセッションの場で色々な人と共演する経験が、これからもいい音楽表現に繋がる
ことを後で話し合った。圧巻は、「連れの女性にリクエストされて、」と言いながら飛び入りしたSBさんだった。
白髪のちょっと粋なおじさんだったが、ジャズ・バラード「Misty」のピアノ・ソロをじっくりと聞かせてくれた。
ゆったりとしたメロディを巧みな指さばきで演奏し、アドリブ表現も素敵だったので、私はしばし聞き入って
しまった。女性たちが歌ったジャズ・スタンダード曲の数々も、楽しそうに歌っていたので、和やかでいい感じ
だった。セッションが終わった後、店のオーナーKHさんや参加者の皆さんと挨拶したりしたが、このセッション
は、何か゛歌サロン゛のような雰囲気を感じた。ここで実力あるバンドをバックに、歌い演奏するのを楽しみに
集う方達の、ある種の居心地の良さを感じたからだろうか。ご一緒して写真も撮ってくれたHIさんは、程よい
広さの客席と、全体にバランスの良い音環境に好印象を持ったと話してくれた。
0 件のコメント:
コメントを投稿