2008年5月1日木曜日

江戸五色不動巡り・その①

                     南谷寺の目赤不動尊 Photo by TAKA

私の時代小説好きは、司馬遼太郎に始まり、池波正太郎、藤沢周平、佐伯泰英と繋がっている。他に何人かの作家もいるが、好きになった作家のものはほとんど読み尽くしたうえ、二度三度と読み返すといういうものだ。さすがに三度読み返すとしばらくはその作家から離れたくなる。


中でも、江戸の町を舞台とした剣術小説、主人公秋山小兵衛の「剣客商売」、鬼平の「鬼平犯科帳」、青江又八郎の「用心棒日月抄」、坂崎磐音の「居眠り磐音江戸草子」などはとても好きなシリーズで、本人の剣捌きもさることながら、江戸市中の古地図を思い描きながら、情景をたどって行くが楽しい。
本所・深川下町のたたずまいや、江戸城近辺の武家屋敷、浅草寺や神田明神などの寺社に交じり、しばしば目黒のお不動さんも登場してくる。


あるTVの旅番組で、江戸の街を守るために、目黒・目白・目赤・目青・目黄の五不動が置かれ、将軍家と武士・庶民の信仰を集めたことを知った。
 

なに~ぃ!!なんかの語呂合わせか~! これは一度、我と我が目で見ないことには!

と言うわけで、連休の一日、早速探訪に出かけた。こちとら、思い至ったら早いからね。
目青不動尊 教学院の静かな佇まい / 泰叡山瀧泉寺 目黒不動尊 / 目黒不動の石楠花 Photo by TAKA

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五色不動の由来にはいくつかの説がある。
①三代将軍家光が、天下泰平を願い、江戸の守りの場所に設置した。
  陰陽説:四神と五色の組み合わせで出来ている。
   東・青・青龍、 南・朱・朱雀、 西・白・白虎、 北・黒・玄武、 中央・黄・皇帝 
   (この場合、五色の位置が一致しないが...)
  密教説:この世を成立させる五色による。
   地(黄)、 水(黒)、 火(赤)、 風(白)、 空(青)
②江戸五街道の出入り口を守るために設置した。
  東海道(目黒不動)、中仙道(目赤不動)、川越街道(目白不動)、甲州街道(目青不動)、日光街道   
  (目黄不動・永久寺)、水戸街道(目黄不動・最勝寺)
③不動さんの目の色が五色である。
  この説は誤りで、目の色ではなく、身体の色だと言う説もある。

ふむ~!謎が謎を呼ぶようでなんか怪し~い。この当たり詳しく知りたい人は次のHPを見てね。



3 件のコメント:

  1. very good blog, congratulations
    regard from Catalonia Spain
    thank you

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