2008年5月30日金曜日

さだまさしコンサート

1976年グレープ時代のアルバム・三年坂

あの、紅白歌合戦の会場に行ってまいりました!さだまさしの熱狂的ファンの友人がチケットを押さえてくれて、NHKホールで「まさしんぐWORLDカーニバル」(すごいタイトル!)、を聴いてきた。ファンクラブ専用の企画なので、さだーのファンたちが会場にぎっしり詰め掛けていた。う~ん、40~60代中心かなぁ?女性の中に男性もちらほら混じる。

同じ事務所に所属する佐田玲子(実妹)やチキン・ガーリック・ステーキ(男性アカペラグループ)の歌が第一部、第二部は初めにゲストコーナーがあって、大沢たかおが登場、会場のどよめきと声援はすごかった。彼は、「解夏」や「眉山」など、さだーの原作映画に出演し、「解夏」では日本アカデミー賞の主演男優賞をとっているし、長身のナイスガイで元パリコレのモデルもしていたから人気の程は分かるが、さだーは「おれのときより拍手多いの、どういうこと?」と言って、会場を笑わせていた。この辺り、さだーのトークはふつうの会話で笑いをとるのがうまい。会場は和やかな雰囲気。
トークショーでひとしきりにぎやかだった後、さだーといつものバンド・メンバーの歌と演奏は、゛70年代゛がテーマで、懐かしい歌が次々と登場した。私はあまり詳しくないが、「案山子」、「つゆのあとさき」、「主人公」、「秋桜」などは若い頃よく耳にした曲だし、この夜は聞けなかったが、ヒット曲の「雨やどり」、「関白宣言」やグレープ時代の「精霊流し」、「無縁坂」なども70年代作品なのだ。
さだーのステージ構成はいつも同じで、2曲歌ってはトークを入れ、また2曲歌ってトークする、というスタイル。この夜も、相撲の話から始まって、世間を騒がせた゛吉兆事件゛とか、ツアーで廻った各地の話題を軽妙に話して、会場は爆笑の渦。その後に、しっとりと「秋桜」などを歌うので、とてもメリハリがあって気分も楽しい。
最近、NHK総合TVの「SONGS」という番組にさだーが出演し、その中で自分の歌について語っていたことがとても印象に残った。それは、あの「精霊流し」という曲は、゛17才の自分が45才になった自分を想像して詩と曲を作った゛、ということだった。そう言えば、若いのにずいぶん大人びた曲をつくるなぁ、という印象を持った覚えがある。それに付け加えて、毎年新しいアルバムを発表するときに、゛45才の自分が17才のころの自分を思い起こした曲゛を必ず1曲入れることにしている、と語っていた。
「まあ、いまだに借金返すために毎年全国廻ってコンサートしている!俺を早死にさせる気かよぉ~!」 と冗談交じりに話してはいるが、多数の曲を作り続けていけるスタンス、というかアプローチの仕方を垣間見た気がする。発想の仕方がいいよね。
そういえば私も、゛BOSSA BALADA゛というオリジナル曲の第一作に「HEART ON HEART」という曲を作った。それは、若いときの恋心を四季折々咲く花のすがたに託して歌ったものだが、あれは゛50代の私が20才の頃の私に向けて歌ったレクレイム゛だったか! と後から気づかされた。
3時間たっぷりのコンサートは、歌とおしゃべりと演奏、そしてゲスト出演で満足満足!という感じ。観客も7,500円のチケット代を高いとは思わないだろう。どんな企画やステージ構成でお客を楽しませてくれるか、という点で、さだまさしの超一級のエンタテイナー振りを楽しめた一夜であった。

2 件のコメント:

あひる さんのコメント...

「精霊流し」にはそんな思いが込められていたのですか。知りませんでした。
NHKの「SONGS」はいい番組ですね。
時間的に見逃しがちですが
たまたま再放送で聖子ちゃんの回を見たのですがとても良かったです。

ジョビアウ・タカ さんのコメント...

あひるさん、コメントをありがとうございます。
若い頃のさだまさしの声は、声帯がやわらかくて薄かったのでしょうか、きれいで繊細に聞こえます。
最近のさだーは、体型の如くまた、面の皮も厚くなって、膨らみのある、包み込むような声になっています。これもなかなかいいですよね。