2012年6月30日土曜日

第2回 ザ・タペストリー ライブ(その⑤仲間達とのコラボは大成功だった!)



タケちゃん(右から2番目)のハモニカ・ソロに合わせて歌う原ちゃん(1番左)とまっちゃん(左から2番目) All Photo by K.Nakazawa

お次の登場はまっちゃんだ。会社役員を経て、最近、シニア海外ボランティアとして環境技術の指導で中国に派遣された彼は、中国語で挨拶したが、大方は「何言ってんのかわかんねぇ~!」の悲鳴。
彼が独唱したのは、「長城永在我心上 」(万里の長城は、何時までも私の心に生きている)、母が教えてくれた万里の長城に対する熱い想いを歌った曲だ。現在は三つの合唱団で歌い、来年はウィーンで開かれる「ヴェルディ・コンサート合唱団」に参加する予定の彼は、バンドをバックに朗々としたバリトンでこの歌を唄った。
谷村新司の歌曲のような、懐かしさが溢れた歌が終わると、「ブラボー! ブラボー! まっちゃん いいぞぉ~!」の声が飛び交った。

タケちゃんの近況について(師匠にハモニカを習いながら、演奏会にも積極的に出ていることなど)、とハモニカは調ごとに本体を変えて吹くことなどをヨッシーから紹介されると、持参した7本のハモニカから一本を取り出し、「何時もはこんな風に吹いてます。」と言って、彼はイタリア民謡の「オー・ソレ・ミーヨ」のさわりをいきなり演奏して見せた。なかなか、役者だね! と皆をうならせているうちに、マイク・セッティングが整い、コラボがスタートした。
NHKのラジオ歌謡からヒットした「あざみの歌」(1950年・伊藤久男唄)は、哀愁漂うワルツの名曲。ここに、急遽会場から゛原ちゃん゛が引っ張り出され、タケちゃんのハモニカソロ・まっちゃんと原ちゃんの歌唱でこの曲をバンド共演するに至った。こういうハプニングは楽しい。

現在、クラシックの合唱団で唄を楽しんでいるという原ちゃん(旧姓)は、QP村山・AYAさん・私とともに高校のギター・マンドリンクラブのメンバーだったのだが、私が再会したのは高校卒業以来で、このライブがなかったらずっとお会いできなかったかもしれない。
「ぶっつけ本番ですが、聞きなじみのある曲なので一緒に唄ってみます。」と彼女はマイクの前に立った。バンドの伴奏が始まると、哀愁漂うハモニカのメロディと伸びあるマッチャンの声、きれいなソプラノ(アルト?)の原ちゃんの声が会場に拡がった。
この、素敵なコラボを横に見ながら、私の顔からは笑みがこぼれっ放しだった。とても愉快で、気分爽快だった。

曲の3廻し目は、間奏に続いてタケちゃんのハモニカ・ソロの予定だったが、乗り乗りの2人は続いて3番の歌に入ってしまった。タケちゃんは、バイブレーションをかけてソロ吹きに入っていたが、一瞬吹くのを止めてから引き続きメロディを吹き、歌の終わるのを待った。3番の唄が終わったので、ギターの伴奏を続けていると(バンドのメンバーも同じ)、タケちゃんが満を持してソロ吹きをした。そして、エンディングへ。こういうハプニングがあるから、ライブは面白い。

タケちゃんのハモニカも、初めてスタジオでバンドと一緒のリハをした時には、間奏部分の早吹きのリズムがなかなか合わなくて彼は戸惑っていたが、しっかり練習してきた2回目のリハでは、見事に吹いて見せた。バンドのメンバーたちはお互い言いたいことを言い合って、丁々発止で、しかも楽しんでやっているのだが、ソロだけでやっていると皆とのリズムを合わせる機会が乏しいのかもしれない。今回のバンドとのコラボは、本人にとっても新鮮な体験だったと思う。

さて、ゲストとの共演・最後の曲は、学園ソングの定番「高校三年生」(1963年)、当時我々17回生は高校二年生の夏だった。タケちゃんのハモニカと、マッチャン・原ちゃんの唄で、とヨッシーが紹介すると、会場から「達ちゃん、いけ! いけ!」の声が上がり、達ちゃんが押し出されて来て、唄の輪に加わった。彼は、現在、病気の後遺症が残っていて、話すにもやや舌の動きが潤滑でなく、不自由なのだが、前に出て来て歌う、というのにはびっくり!  これも嬉しいハプニングだった。
あの、懐かしい、弾むような前奏が流れて、「♪ 赤ぁい 夕陽が 校舎を染めぇて~♪ 」を、手元に配られた歌詞コピーを見ながら皆で3番まで合唱した。二度と経験できない、とても素敵な「高校三年生」だった。


「高校三年生」を合唱する3人、1番右端が達ちゃん
プログラムのラスト曲は、お馴染みのジャズのスタンダード・ナンバー「Take The A Train 」(A列車で行こう)。会場と一緒にバンド全員で盛り上がれるにふさわしい曲だ。皆の手拍子と掛け声の中で、TAKAがGtで歌い、マッキーがサックス・ソロを吹き、4バースでQP村山がドラム・ソロを叩き、そしてヨッシーがBjソロ弾きし、AYAさんが通低音を刻み...唄と演奏が終わった。
盛大な拍手とともに皆からは、「アンコール! アンコール!」 の声が上がり、いきなり、「では、アンコールは All of Me ね。」とヨッシーが伝えると、会場からもバンド・メンバーからもブーイングが一杯でてしまった。「アンコールでやって貰いたい曲は?」 と改めてヨッシーが訊ねるとと、出るわ、出るわ、瞬く間に数曲が挙げられた。
「村山のソロやって!」、「世界は日の出を待っている(?)」、「思い出のサンフランシスコ」、「都はるみの北の宿から、やってよ!」、「加山雄三の、♪ふたりを~」...次回にそれらの曲を演奏すると約束して、「なんだかんだ言って、All of Me やるね」とまとめると、会場は笑いで一杯。コミックバンドも出来そうだ。実を言うとこの曲しか、アンコールの用意をしてなかったからね。

アンコールの「ALL of Me」を盛大に終えた後、皆で校歌を斉唱した。何時もだと、こういう時には、応援団長だった゛展明くん゛(長野在のため欠席)が登場してエールを切るのだが、今回は替わりにトオルちゃんが前に出て、エールを指揮した。久し振りに歌う校歌の懐かしさを噛みしめながら、ラストの3番まで歌った。


「フレー、フレー、ながの! フレーフレー、17期、それー!」、見事なエールのトオルちゃん
この後、今回後援してくれた金四会世話役のタケちゃんから挨拶があり、また、当バンドのバンマス役のTAKAからお礼の言葉があって、「ザ・タペストリーと音楽の仲間たち」のライブは、大盛況のうちに無事終了した。
(この項、ラストに続く)

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